逆SEO対策
“逆SEO”とは...

 逆SEO(リバースSEO)とは、Yahoo、Google、MSNなど検索エンジンの検索結果ページ(SERPs)から見せたくないインデックス(URL、タイトルや説明文など)をより見つけにくくさせることです。つまりできるだけ順位を下げて表示させようとすること、あるいは検索結果ページから完全に排除することをいいます。
 今日では検索エンジンの性能が高まっているために隠しておきたい情報までが、検索結果ページに表示されてしまうケースがあります。あるインデックスは不特定多数の人には見られたくない、そういった場合に提供されるサービスが逆SEOサービスだといえます。

逆SEOの手法

 逆SEOの手法はさまざまです。それを大きく分類すると、

(1) クローラー(スパイダー、ロボットともいう)の動きを制御する方法、

(2) 内部施策としてコンテンツの内容を非最適化する方法、

(3) 外部施策として被リンクを用いて検索結果の順位を制御する方法、

(4) 検索結果ページのなかにコントロールできるインデックスを増やすことで検索結果の順位を制御する方法、

の4つがあげられます。

 このうち(1)(2)(3)はサイトのオーナーが自ら行うことのできる逆SEOです。(4)は他者のサイトに行う逆SEOで、弊社のサービスはこの(4)にあたります。


(1) クローラーの動きを制御する方法


 検索エンジンは、全世界のサイトのデータを、クローラーというプログラムを使って収集しています。そしてクローラーから集められたデータを検索エンジンのデータベースにインデックス化して蓄積し、検索エンジンのユーザーに検索結果として閲覧できるようサービスしています。

 サイト内にやってくるこのクローラーの動きを制御してしまえば、検索エンジンにデータをインデックスされることはなく、検索結果からも完全に排除することが可能です。そのため、この検索エンジンを制御する方法が、逆SEOの方法としてはもっとも確実で簡単だといえるでしょう。

 しかし、クローラーの動きを制御できるには条件があります。サイトのオーナーであること、あるいはサーバーを自由に使える環境である必要があります。つまり、他人のサイトでは使えない手法なのです。

 以下、もっとも手軽に行える方法をあげます。

 

 1. metaタグ

htmlベースでページ単位に、headタグ部分にクローラーを制御するmetaタグを挿入します。
例:<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
→そのページの登録を拒否し、リンク先の訪問を拒否します。

 2. robots.txtファイル

サーバーに「robots.txt」という名前のファイルを置くことで、クローラーの制御をします。サイト全体、特定ディレクトリ、特定ファイルというように制御できるレベルを変えることができます。

例:User-agent: *
 Disallow: /

→全てのクローラーで全てを拒否します。

 3. アクセス制限

Apacheを使っているサーバーならば「.htaccess」ファイルの記述などによって、パスワードを設けて関係者以外はアクセスできないように認証プログラムを設置したり、検索エンジンの使う特定IPからのアクセスを制限することで、クローラーの進入を防ぐことができます。

 4. クローキング

アクセス制限の一種ですが、一般のユーザーとは別に検索エンジンにだけ異なるページを見せます。つまり、CGI、JavaScriptやPHPなどを使って、一般のユーザーが見る画面と検索エンジンが読み込む画面が異なるように設定します。これはスパム技術のひとつで、ペナルティの発動を伴うことがあります。

 5. Webマスターツール

検索エンジンが提供するWebマスターツールを使用することで、「緊急に」インデックスを削除することができます。Googleであれば「Googleウェブマスターツール」のURL削除リクエストツールを、Yahoo!であれば「サイトエクスプローラー」でインデックス削除を行うことができます。

(2) 内部施策としてコンテンツの内容を非最適化する方法

 

 これは、通常のSEOで「内部対策」と一般には言われていることの逆を行うことです。たとえばtitleタグについて通常の上位表示のためのSEOならば「titleタグにキーワードを入れる、しかも先頭に近い位置に配置する」とするところを、逆SEOでは「titleタグにキーワードを入れない、もしも入れても長いtitleにして最後尾近くに配置する」とします。このように、さまざまな内部対策の方策を、すべて真逆に行います。こうすることによって、検索結果の順位は下がっていくはずです。これらの施策はサイトオーナーが自サイトに行うものです。

 しかし、これでも不十分ならば、テキスト部分をキャプチャーして画像に置き換えることが効果的です。検索エンジンは人間の目ように画像を解読することはできないので、テキストを画像化してしまうことで順位を下げて、検索結果に出現することを防ぐことができます。とくにある特定のキーワードだけを絞ってテキストを画像化してしまえば、確実にそのキーワードで上位表示はされることがありません。

(3) 外部施策として検索結果の順位を制御する方法

 

 通常の上位表示をめざすSEOの外部対策ならば、ひたすら被リンク数を増やします。ところが、逆SEOでは自サイトの被リンクの数を減らすことになります。しかし、単純に被リンクの数を減らすことはなかなかできない事情があります。多量の自作自演の被リンクを扱うSEO業者のようにすべての被リンクをリンク・コントロール・システムのようなプログラムで一元管理しているならばリンク数を減らすことは容易です。しかし、被リンクは基本的には自然発生的に増えているはずですし、コントロールできないほど大量の被リンクを受けている場合は、一度受けてしまった被リンクは解除することがなかなかできません。また、たとえば悪意のある被リンクをライバルからかけられてしまった場合(後述)は、なおさらです。被リンクは基本的に解除できないと考えてもいいでしょう。

 

 1. Webマスターツール

 これら自サイトへの被リンクを解除する方法のひとつは、前述のWebマスターツールを使います。つまり受けている被リンクをスパム報告することで被リンクを解除できることがあります。しかし必ずしもこのスパム報告ですべての被リンクを解除できるわけではありません。

 上位表示をしているキーワードをアンカーテキストにしている被リンクだけを選んでいき、Webマスターツールでリンク解除していくことが効率的です。

 2. Google Bowling

 悪意のある被リンクとは、(1) 質の悪いスパムの被リンクを大量に受けることによって順位を落とす場合、(2) 大量のアンカーテキストを受けてマイナスイメージのあるキーワードで上位に表示される場合の2つがあります。

 (1) はGoogle Bowling(グーグル・ボーリング)と呼ばれる手法で、アダルトサイト、ギャンブルサイトなどスパムと検索エンジンに認識された質の悪い被リンクを大量にかけることです。これが被リンク全体の一定以上の割合に達するとペナルティが発動されるようです。このペナルティを解除するためには、前述のWebマスターツールでスパム報告をして質の悪いリンクを削除する一方で、良質の被リンクを集めて質の悪い被リンクの割合が大きくなることを防ぐことです。

 3. Google Bombs

 (2) はGoogl Bombs(グーグル爆弾)と呼ばれる手法で、関連のない、悪意のあるキーワードで上位表示をされてしまうことです。これを防ぐには、(1) と同様にWebマスターツールでスパム報告をして質の悪いリンクを削除する一方で、良質の被リンクとアンカーテキストを増やすことです。しかし、これだけでは悪意のあるキーワードで上位表示を防ぐことは難しいかもしれません。この場合には、次節の「検索結果ページのなかにコントロールできるインデックスを増やす・・・方法」などを併用して上位表示を防ぐようにします。

 

(4) 検索結果ページのなかにコントロールできるインデックスを増やすことで検索結果の順位を制御する方法

 

 これは自作自演のサイトを作成して、検索結果のなかに自由に順位を変えられるインデックスを増やすことです。一般的にはこれが「逆SEO」と呼ばれる手法です。これによって、検索結果から排除したいインデックスを下位表示させることができます。つまり排除したいインデックスよりも上位に、自作自演のサイトを表示させて、結果として排除したいインデックスを2ページ以降に押しやり、一般ユーザーが排除したいインデックスを閲覧する確率を減らすことができます。

 よくあるケースとしては、ある企業名を検索したときは、その企業名のオフィシャル・サイトが1位にランクしていることが普通ですが、その直下の順位あたりに悪意のあるサイトがランクしていることです。企業名を検索した一般ユーザーの目に触れてしまい、クリックを誘発してマイナス情報をあたえてしまいます。こういった誹謗中傷・風評被害を及ぼすような悪意のあるインデックスを、オフィシャル・サイトからできるだけ離れさせる、最低でも検索結果の1ページ目からは排除することが求められます。オフィシャル・サイトと悪意のあるサイトの順位の間に、別のサイトを割り込ませて、結果として悪意のあるサイトを1ページ目以降に追いやる、これが逆SEOと呼ばれるサービスです。

 

(5) 逆SEOはスパムか?

 

 よくある質問のひとつに、「この逆SEOはスパム行為ではないか」というものがあります。スパムの定義によって、逆SEOがスパムであるかどうかの判断がかわってきます。

 「上位表示を不正な手段を用いて意図的に行うもの」と広義にスパムを定義すれば、この逆SEOはスパムとなるでしょうが、SEO業者の行う通常のSEOも外部対策はスパム行為に限りなく近づいてしまいます。「ペナルティを誘発する可能性のあるもの」と狭義にスパムを定義すれば(スパム行為のすべてにペナルティが発動されるわけではありません)、この逆SEOはスパムとはなりえません。なぜならばクライアントのサイトにはペナルティが発動される可能性はありませんし、通常のSEOよりもペナルティが発動される可能性は低い行為です。

 逆SEOは、たしかに順位を意図的に操作する行為であることに変わりませんが、逆SEOで使われる技術は、通常のSEOと変わりなく、両者の区別はできません。したがって、逆SEOは定義によってスパムでもあり、スパムでもないといえます。一般のSEO業者が「検索エンジン最適化」と称してSEOサービスを行うならば、逆SEOサービスを行うこともまた可だと考えられます。

 

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